在宅介護をしている人にどうしてもやってほしい事

その他

在宅介護を今やっている人も、これからやろうと思っている人もどうしてもこれだけはやってください。

【一週間のどこでもいいので何もしない日】を必ず作ってください。

私は自分が看護師をしていることもあって、保清に関してのケアは細かくプライドもありました。ですが、しばらくしてぎっくり腰になった時に何もできなくて『きれいにしないと!!』と『したいけど動けない』ジレンマで落ち込んでいました。

結局息子に仕事を休んでもらったり急遽訪問看護師さんに助けてもらったりと迷惑をかけることになり落ち込みました。

でも、2日目にして「こんなんことで動けなくなって息子にもヘルパーさんにも迷惑かけるならもう少し手を抜こう」と思い直しました。

日曜日だけは<何もしない日>と決めました。もちろん、おむつ交換や体位変換はしますが「保清」に関することはしないと決心!・・・ですが、どうしても落ち着かなくて口腔ケアだけやっています。

最初の内は「しない」ことに落ち着かなかったり、申し訳なさを感じたりと思うこともあるでしょうが、その時は簡単なケアを一つだけやってください。

在宅介護は365日24時間です。最初から頑張りすぎると絶対に身体が持ちません。

安定した介護を続けていくのに大事なのは「自分の身体」

まずは自分を労わって程よく介護をしてください。

毎日の介護では必ず1~2時間は自分の時間を持つようにしています。

そしてもう一つは、

【愚痴や弱音はどんどん吐き出してください】

仕事も気分転換の一つです。私も職場で旦那の愚痴や介護の弱音を吐くこともあります。それも大事なんです。愚痴・弱音・泣き言いっていいんです。でも、解ってもらおうとはしないでください。聞いた人もわかろうとしなくて大丈夫です。解ってほしくて言っているのではなく溜まったガスを吐き出しているだけなので。

仲のいい人でも、自分の家族でもいいので吐き出すことが大切です。吐き続けないでくださいね。それは愚痴ではなく文句になります。それは自分もしんどいし、それを聞いた回りもしんどいです。

笑って愚痴れるぐらいが自分も相手もストレスになりません。

これってとても難しい事なんです。一生懸命になりすぎる人ほど回りが見えなくて光も見えません。自分で追い詰められて愚痴ではなく文句に変わります。

今はSNSなどでいろんな人と繋がることができます。全く同じ境遇の人はいないかもしれませんが、同じような経験をしている人と繋がることもいいでしょう。

介護で得た経験はいずれ誰かの役に立ったり、相手のことを思いやる言葉や心が誰よりも強く助けになります。

きれいごとのように聞こえるかもしれませんが、私自身介護をするようになって感じたことです。

このような経験をしているからこそ看護師の知識プラス介護の体験と技術が誰かに伝えられると思っています。

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