在宅介護を始めるまでの必要な準備-1(修正)

在宅介護を始めるまでの必要な準備

在宅介護ってなに?

在宅介護は病院での治療が必要がなく自宅での療養が可能な方、がんなどの終末期で自宅での最期を希望する方、特定の施設に入れたいけど金銭的な問題で在宅しか選択肢がなかった方など様々な理由で自宅での介護を受ける人の方法の一つです。

でも、皆さんは在宅介護と聞いてまず何を思い浮かべますか?

多くの皆さんが「不安」や「よくわからない」ということじゃないでしょうか。

在宅介護は「しんどい」「難しい」確かに間違っていません。在宅介護に関する情報は本でもSNSでも多くありますが必要な準備や何をするのかケアの種類や手順や、、、と言った内容が少ないと感じていませんか?

私も在宅をやると決めたときに調べてみましたが知りたいことがなかったような記憶があります。

在宅介護はまだだけど「万が一」の時のために必要な情報を提供します。

在宅介護は事前準備が必要

身体障害者認定を受けている方

在宅介護をするには物品の準備はもちろんですがその前に訪問介護をしてくれる事業所とその事業所を探してくれる相談支援の仲介事業をまず決めておく必要があります。

介護保険であれば情報もたくさんありますが、障害者への情報は今現在も決して多いとは言えません。

障害者にも「身体」「精神」「知的」「難病」と分かれていてすべてを対象としている事業所や「身体」と「難病」のみとか「精神」のみと組み合わせは様々です。

その中でも吸引処置(気管切開をしていたり人工呼吸器がついている方)を行ってくれるところ、、、と様々な条件が重なると事業所自体も限られてきます。

なので障害者認定を受けた方はお住いの市役所の障害福祉課に行き相談支援の仲介事業所を含めて介護事業所などを記載した一覧の冊子が準備してありますので、もらってください。

自分で事業所を探すには手間と時間がかかります。まずは「相談支援」を決めて、在宅介護を考えてることを話しておくと在宅までの段取りを教えてくれます。

在宅介護に必要な物品とは?

知子さん
知子さん

在宅介護って何を準備したらいいのかよくわからないんだけど。

なな猫
なな猫

そうですよね。実はわたしも色々大変でした。私に場合は看護師をしているので必要な物品や購入場所などはほとんど困りませんでしたが、やはり普通はなかなか難しいと思います。

それに、在宅介護までにどれくらいの猶予があるのか?まず、これを見極めて準備していかないと介護が始まってから「こんなはずじゃ・・」とか「物品が足りなかった」では困りますよね?

例えば、順番に連想する感じで介護をする家の中を考えてみましょう。何が思い浮かびますか?

知子さん
知子さん

う~ん、、介護する場所とベット?

なな猫
なな猫

そうです。そんな感じです。

介護の場所と介護ベット

在宅介護を決めたのは良いけど実際に介護を行うとなると、場所を決めることから始まります。

今まで元気だった方が、いきなり介護をするとなると使っていた部屋が使えないこともあります。もし今まで2階(一軒家の方)にいた方などはその場所での介護はやはり現実的に困難なことです。同じフロアに洗面やお風呂などがあればよいですが、なかなかそんな条件が整っていることも難しいです。

まして今後、ヘルパーさんの介入などが始まると洗面所やトイレなどはできるだけ近く同じフロアにあることが望ましいです。

介護ベットに関しても、介護を受ける方の身体状況や重症度によっても選択肢は変わってきます。介護ベットに関してはマットレスやエアーマットなども含めて改めて紹介します。

訪問診療と訪問看護

在宅介護を始めると必要になってくるのが訪問診療と訪問看護です。これも介護を受ける方の重症度によって訪問日数などが変わってくることもあります。

在宅介護に必要な備品

在宅介護には準備しておかなければいけない物品なども様々あります。吸引が必要な方は吸引器、保清(清拭や陰部洗浄など)に関するもの、胃ろうがある方は胃ろうに必要な備品、おむつや尿取りパット、仕事をしてる人は仕事の調整、緊急時の対応病院をどこにするのか?、事業所との契約・手順の説明と方法のレクチャーなどなど・・・・挙げだせばキリがありません。

知子さん
知子さん

なんだか、こんなに聞くとますます心配になるんだけど。

なな猫
なな猫

確かに不安や心配になると思います。なのでいきなり全て説明したり

しないので少しずづ進めていきましょう。

これらに関しても細かくわけて詳細を書いていきたいと思います。

障害福祉サービスについて

少し余談ですが、ここでは初めて障害認定を受けられた方のためにサービスについて簡単に説明しておきます。障害福祉には「訪問系サービス」と「日中活動系サービス」「居住系サービス」の3つがあり、障害区分によって受けられるサービスは異なります。

「訪問系サービス」には<居宅介護><重度訪問介護><同行援護><行動援護><重度障害者等包括支援>の5つ分けられています。

「日中活動系サービス」には<短期入所><生活介護><療養介護>の3つに分けられています。

「居住系サービス」には施設入所支援があります。

それぞれの詳細については厚生労働省の「障害福祉サービスについて」をご覧ください。

※うちに場合は<重度訪問介護>を受けています。

サナ
サナ

次回は「訪問診療と訪問看護」について話すニャ

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